皆様、お世話になっております。富士宮市の日誠電工です。
今月は、以下の項目に関してご報告させていただきます。
・2019年11月定例会議(社員教育)に関して。
・現場パトロールに関して。
2019年11月定例会議に関して。
S様のお話し
11月の定例会議は、実際に弊社代表の実体験を元に、弊社従業員にとあるお話をさせていただきました。
「仕事に対しての心構え」を社員に伝え、思いを共有し、日々の仕事に勤しむということは、会社という組織である以上、大変重要であり、必要なことです。しかしながら、心構えを伝えるということは、そう簡単なことではありません。
公私ともに大変お世話になっている、S様という方がおります。S様の仕事に対しての想いや取り組み方には、日頃から尊敬をしているのですが、S様とご一緒させて頂いた際に、
「Sさんは、いつ仕事に対して熱い想いが芽生えたのでしょうか。」
という質問をさせていただきました。その内容に大変感銘を受けましたので、そのお話を定例会議の際に従業員の皆様の前でお話しさせていただきました。
Sさんが仕事に対して熱い想いが芽生えたのは、40歳頃だと言います。Sさんはいつも通り、製品を無事にお客様に納品した時に、その時の現場を取り仕切る工場長から、こう言われたそうです。
「S君は今日我々に製品を引渡したら、S君達の仕事は終わるのかもしれない。しかし、今日この日から我々は20年30年とこの製品と日々向かい合い、メンテナンスをしていかなければならない。君たちは今日がゴールだと思っているのだが、我々にしたら今日こそがスタートの日なのだ。」
この言葉を聞いた時に、Sさんは自分たちの仕事の重要性と、重みに気がついたそうです。当たり前のことなのかもしれませんが、お客さんにとっては納品してからがスタートになります。
このことを我々日誠電工に落とし込んでみますと、弊社の仕事は建物に電気が通ったらゴールです。我々日誠電工の仕事は一般的な製品と違い、普段は目につかない場所に配線されています。なかなかメンテナンスも思ったようにできないのが実情です。
我々が納品させていただいた設備が10年後も今と同じ状態で保てるということが理想的な形であり、またそのような仕事をしていくということはが、本当にお客様を心から想った愛のある仕事なのだと改めて痛感いたしました。
我々は、手を抜いていないだろうか。
我々は、納品後も何年も先を見据えた仕事ができているだろうか。
目に見えない箇所だからこそ、手を抜こうと思えばいくらでも抜けるのが我々電気業界の実情です。しかし、目に見えない場所だからこそ、お客様に安心して利用していただくために日誠電工は本当にお客様から求められているニーズに答えなければいけません。
絶縁テープの巻き方、モーターの電流値や電線は適切なのか等挙げたらキリがないのですが、それぞれの現場で、お客様の未来を考えた施工をしていくとことが、これから我々に求められている仕事であり、地域貢献であるということを再認識させて頂きました。この場をお借りいたしまして、S様には心より感謝いたします。ありがとうございました。
驕り・慢心について。
こちらも実体験を元に感じたことを実例に挙げ、スタッフと意見交換を行いました。
それは、とある現場にて起こった出来事です。その日の作業は、お客様の建物の壁に穴を開けるという失敗が許されない現場でした。穴を開ける業者様には事前に図面を渡してあり、現場にてダブルチェックを行おうと思ったのですが、その業者のリーダーが図面を持って来ていませんでした。
彼の言い分はこうです。
「墨出しをしているのであれば、図面を持ってくる必要もないし、僕らは指定された場所に穴を開けるだけ。」
背景を少しお話しすると、この仕事は県内でもその業者がほとんどのシェアを有しているというのが実情です。その仕事が入るたびに必然的にその業者に仕事は回ってくるようです。
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。」
という言葉があります。仕事には困らないような環境できっと彼自身の中で一種の「慢心や甘え」が生じたのでしょう。
この実体験を元に、自分を振り返った際に、我々は果たして日々の仕事に感謝を忘れてはいないか。お客様の痒いところに手が届く仕事ができているか等を、社員全員で再確認させていただきました。
現場パトロールに関して
11月の現場パトロールは、
・富士たまご様現場パトロールと施工方法の確認
を行いました。
日誠電工は地域の皆様に愛される富士宮市の会社として、今後も精進いたします。
どうぞ、皆様今後とも富士宮市の日誠電工をよろしくお願い申し上げます。
株式会社日誠電工
代表取締役:日原 誠